正しい「耳つぼ」について

この前、長野県に行ってきました。
都会ではあまり見かけないクマバチが一所懸命蜜を吸っている姿を写真に撮ったので、ご覧ください。
体がふさふさしていてとってもかわいく見えます。
皆さまへの心からのメッセージ
皆さん、こんにちは。
オリキュロサイエンスジャパン代表の座間と申します。
日頃より私どもの活動に温かいご支援とご理解を賜り、心の底から深く感謝申し上げます。
この場をお借りして、大切な受講生の皆さま、そしてDMを通じて貴重なお声をお寄せくださる多くの方々からのご質問に、真摯にお答えさせていただきたく存じます。
皆さまの真摯な疑問に向き合って
特に多くの方々から切実にお寄せいただくご質問があります
「なぜ耳つぼは、教えている講師やサロンによって位置が異なるのでしょうか?
某協会では『間違っている』と断言されることもあり、一体何を信じればよいのか分からず、本当に困り果てています。
どうすればよいのでしょうか?
また、間違っているとされる協会やサロンについて、先生はどのようにお考えでしょうか?」
このような真剣で切実なご質問を、数え切れないほど多くの方々からいただいております。
皆さまの学びに対する真摯な姿勢と、正しい知識を求める純粋で熱い想いに、私は心から深い感動を覚えております。
15年間の探究が教えてくれたもの
私自身、耳つぼ(耳介療法)の学びを始めてから、既に15年という歳月が流れました。
この間、たった一日たりとも学びの歩みを止めることなく、日々研究と臨床の現場で経験を積み重ね続けております。
この長い年月をかけて築き上げてきた経験と知識、そして数え切れない患者様との出会いを通して得た洞察を基に、私なりの耳介療法に対する深い考えと想いを、心を込めてお伝えさせていただきます。
質問への答え〜多様性こそが豊かさ~
「何が正解で何が間違いなのか」
この根本的な問いに対して、私は確信を持ってお答えします
耳つぼに絶対的な正解や間違いは存在しません」
なぜなら、指導される先生方がそれぞれ学んでこられた内容や背景は、一人ひとり異なるからです。
私自身が耳介療法を深く学ぶ中で痛感したのは、伝統中国式・現代中国式、フランス式・旧ノジェ式、そしてアメリカのオレソン式、それぞれが独自の耳のツボ理論を持っているという事実でした。
それぞれの国が持つ独特の文化的背景、長い歴史の積み重ね、そして医学的アプローチが複雑に絡み合い、結果として多様な耳つぼ理論が生まれたのです。
これは混乱の原因ではなく、人類の叡智の豊かさを示すものだと私は考えています。
もしツボの位置に疑問を感じられた際は、ぜひその理論の根拠や背景について講師の方に積極的にお尋ねください。必ずそこには深い理論的裏付けと長年の研究成果が存在しているはずです。
私の学びの軌跡〜科学と伝統の融合
私は主に伝統・現代中国式とオレソン式を中心に学びを深めてまいりました。
中国式の耳つぼは、まさに臨床データの壮大な集大成です。
例えば胃のツボを定める際、「どのポイントが最も胃に対して効果的か」を何千人という患者様で実際に検証し、最も高い効果を示したポイントを「胃のツボ」として確立したのです。
この膨大な臨床経験の蓄積には、先人たちの並々ならぬ努力と献身があります。
一方、オレソン式では最新の科学技術を駆使し、耳に特定の刺激を与えた上でfMRI(機能的磁気共鳴画像法)を使用して脳神経の活動領域を詳細に観察・分析することで、科学的根拠に基づいてツボを定義しています。
このように、ツボの位置を決定する方法論そのものが多様であることを考えれば、協会や流派によって教えるツボの位置が異なるのは当然であり、むしろそれぞれの独自性と専門性の表れだと私は理解しております。
最後に〜共に歩む学びの道
今後も皆さまからいただく一つひとつの貴重なご質問を大切にし、私の持てる知識と経験のすべてを込めて、丁寧にお答えしてまいります。
皆さまの学びの旅路が、より豊かで実りあるものとなりますよう、心から願っております。
どうぞ、これからもよろしくお願いいたします。
オリキュロサイエンスジャパン代表 座間